六本木&西麻布でナンパ2即―the Pick Up Artist―
2013年某日
金曜日であった。
いつもなら、アポをいれるかナンパに繰り出していた。
今日は、違った。
アポはとっくにキャンセルしていた。
仕事のスピードを落としたくなかった。
αメイルの条件である成功したライフスタイルを手に入れるべく、yuuはこれまで以上に仕事に力を注いでいた。
交差する男女、華金によろしく。
そのはずだったし、実際に実行していた。
にもかかわらず、yuuは地下鉄から六本木の地上に出ていた。
asapenに電話でピックアップされたのだ。
西麻布クラブmuseと六本木ストリートナンパ4即―乱れるyuu宅再び―
2013年某日
「いまのセットはクローズまでいけただろ。なんで離脱を決めた?」
「確かに和めていた。でも、IOIを確認できたか?」
yuuとレビトロは、議論していた。
俺達は、4即を達成すべくmuseにいた。
イメージは湧いていた。
ゴールは、すぐ目の前にあった。
しかも、場所はmuse※1。
yuuとレビトロの始まりの場所だ。
成功は約束されている。そう信じていた。
期待は、あっさりと裏切られる。
今夜の俺達は、さっぱり成果が出せていなかった。
1:15。
この時点でまさかの0バンゲ。
いつもと同じことをやっているのに。
連日のハードワークで、2人はかなり疲労していた。
俺たちがまとう雰囲気は、βメイルがまとうそれだった。
museの気だるい熱気と人混みは、放っておいても俺たちの体力と思考力を奪っていく。
流れを断ち切る必要があった。
「行こう。」
1:30
俺達は早々とmuseを去った。
六本木のストリートから2人組を連れ出す。そして2人で2即ずつ、合計4即を達成するために。
新宿スト2即―限られた時間の中でストリートに出る意味はあるのか―
2013年某日
19:30
予定通り仕事を切り上げた。
この日のために、月、火曜日と早朝から仕事をした。
暖かくなってきた。クラブという温室に篭る必要はない。
ストリートの季節だ。
yuuは、ストリートでナンパした経験が数えるほどしかなかった。
とにかく経験の数を稼ぎ、ストリートを攻略する理論の仮説を構築する。
これが、今回のストリート出撃で掲げた目的である。
場所は新宿。
少し空模様が怪しい。
雨が振れば、成功の確度は下がる。
新宿についてすぐ、声掛けを開始した。
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大学生準即―オープナーの耐えられない軽さ,αの重さ―
2013年某日
20:30
渋谷の109前に到着。
かのじょの姿はなかった。
ドタキャンか。遅刻魔か。
ストを打とう。TSUTAYA前に向けて一歩踏み出した瞬間、携帯が鳴った。
「ごめんなさい。今09の中にいます。もう着きましたか?」
あれは、3週間前の金曜日だった。
かのじょは友人と2人で、夜の六本木の交差点を浮かない顔をして歩いていた。
「俺たちが楽しませてやろう。」
レビトロとともにコンビで声掛け。
考えられる限り、もっともくだらないオープナーを切った。
「道を聞きたいんだけど、ここ知ってる?」
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六本木クラブvanityでナンパ―かれらはチームだった―
2013年3月8日(金)
21:30
外の空気は暖かく、今夜の出会いの素晴らしさを予感させた。
女性との出会いではない。
あの有名なナンパブログ、六本木でナンパしながら起業するブログを執筆しているasapenさん&ケチャさんと合流するのである。
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深夜の平日ストリートナンパ即―ヤリましょう―
2013年2月26日(火)
レビトロがおもしろい物件を捕まえてきた。
vanityで知り合った女性から、某巨大ねずみ講ビジネスのパーティーに招かれたのである。
yuuは興味をもった。
ネットワークビジネスにではない。
その場でナンパすることにである。
そこにいる女性をゲットするのは困難に思われた。
かのじょたちにとって、俺たちはカモである。ネットワークビジネスのパーティーだと知らずにホイホイとやってきたカモである。
端っからオスとは見られていない。
ナンパにとって、これはかなりの逆境である。
新たな成長の予感が漂っていた。
「行こうぜ」
俺をピックアップしようとするレビトロに対して、yuuはグダった。
仕事が残っていた。
行かないのか。
今行かずにいつ行くか?
今でしょ。
レビトロ、yuu、そしてドクター(職場の後輩)の3人は、光の速さで仕事を終わらせて会場に向かった。
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