αフィメイルを攻略するヘッドピンはどこか?
"Atraction is not a choice"
魅了は選べない。
ミステリーが好きな言葉だ※1。
人間は、感情によって行為へと動機づけられる。
理由/理性は、その決定を事後的に正当化するための方便である※2。
だから、魅了は選択の問題じゃない。
「あの子いいな。」
「かれが気になる。」
こう思った時、人々は、合理的な熟慮を得て魅了されることを決定しているのではない。
それは、選べない。そう思ったときは既に、魅了されてしまっているのだ。
俺たちが狙うαフィメイル―高学歴かつ容姿端麗の女性―にとっても、これは同じだろう。
かのじょたちもまた、人間である。
高い知性がもった人は、必ずしも自制心―感情のドライブを抑制する機制―に優れているわけではない。
俺たちが狙うかのじょたちにとっても、魅了されることは選択できないのだ。
俺たちが、かのじょたちの感情をドライブさせればいい。ただそれだけである。
では、何がきっかけで感情がドライブするのか。
男は、女の美しい顔や魅惑的なボディラインに弱い。
それと同じかそれ以上に、かのじょたちは男の社会的地位に弱い※3。
現代の日本では、社会的地位の最たる指標は勤務先の企業名である。
この指標の上に、かのじょたちと俺たちを並べる。
かのじょたちは、俺たちのずっと上にいる。
だとすれば、これは積みゲーか。
プロジェクト六本木の終了をつげる鐘が聞こえたか。
そうではないだろう。
社会的地位単体は、かのじょたちをドライブしないのだ。
実際そうであっただろう。
俺達は、βフィメイルたちを巡るこれまでの戦いで、一流企業に務める男たちを蹴散らしてきた。
museによくいる外コンや商社マン、酒がでてくる優秀なATMであるvanity VIPの外銀マンたち。
かれらは、俺たちよりも「企業偏差値」で上位にいるが、俺たちにβフィメイルを食われていた。
何がどうなってるんだ?
かのじょたちを倒すヘッドピンはどこだ?
わからない。
以下の仮説がある。
1. ターゲットと自分との間にある社会的地位の差が、ある閾値を超えて+になることがまず重要である。
かのじょの企業偏差値が55とする。
偏差値が60の男Aと80の男Bがいる。
AとBはかのじょにアプローチした。
Aはかのじょをものにしたが、Bはものにできなかった。
企業偏差値ではA<Bなのに。
なぜか。
おそらく、重要なのは、企業偏差値そのものではなく、偏差値の差であるからである。
しかもこの差は、一定の値を超えてしまうと、すべて等価になるからだ。
「一定の値」を5であると仮定する。
この場合、かのじょにとって、偏差値が自分より5以上高ければ、十分である
60であろうと80であろうと、かのじょによっては同じ価値しかもたない。
Aが勝ったのは、社会的地位以外の点で、Bを凌駕していたからだ。
ターゲットの偏差値が60であった場合はどうか?
おそらく、Aが負け、Bが勝つ。偏差値70のCがいた場合、BとCが争い、+αでまさっている方が勝つだろう。
2.社会的地位以外の+αが、次に重要である。
この+αは、顔かもしれないし、ユーモアかもしれないし、αメールっぽさを演出する振る舞いかもしれない。
この+αが圧倒的に大きければ、企業偏差値は重要ではなくなる。
たとえば、企業偏差値30であるがとんでもないイケメンであるDが、企業偏差値80であるEに勝って、上述の偏差値60のかのじょをものにした場合。
Dの容姿は、Eとの偏差値の差50を軽々と埋めてあまり余ったのだ。
俺達は、αフィメイルに対してかならず企業偏差値では負ける。
だとすれば、鍛えるべきは+αの方だ。
少し考えた結果、あたりまえの結論しかでなかった。
やはり俺の脳みそは八丁味噌か。
ファック・ミー
+αでは、俺達は一般的な大企業の男たちを上回れているはずである。
まだまだ足りないはずなので、このまま+αの向上に努める。
それ以前のボトルネックは、やはりαフィメイルにアプローチするルートが希薄なことだ。
どこに行けば、かのじょたちに会えるのか。
平日の夜、某ヒルズ前などでピンポイントに狙い撃つか。
仕事との兼ね合い上、困難である。
人脈をたどって休日に到達するか。
あっというまにリソースは枯渇してしまう。
アプローチに成功して、αフィメイルを一瞬だけものにできたとしよう。
しかし、一瞬だけの関係を築くことと、長期的な関係を築くこととは、別の問題である。
PUAメソッドは、+αについての体系だ。
それだけでは十分ではないのだ。
やはり、「ヒモ理論」が必要なのか。
ヒモ理論とは、その名の通り、ヒモになるための手法を一般化した体系である。
ナンパ師の上位個体であるヒモ師は、αフィメイルたちを継続的に虜にしている。
何かが違う。
そうだろう。
俺たちはヒモになりたいわけではない。
一度なってみたいとも思うけど。
考えても筋の良い答えがでない。
問いを間違えているのだろう。
問いが決まれば、答えも自ずと決まる。
なぜ、うまく問うことができないか。
解消すべき問題が明確ではないからだ。
αフィメルに挑んだ経験がないから、現状で何が足りないのか分かっていないからだ。
少ないリソースを駆使して、まずアプローチしかける。現状を把握する。
怖いか?
らしくない。ビビるな。
急げ。
時間は限られている。
※1 もともとはDavid DeAngeloの言葉。cf. Double Your Dating.
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※2 理性は、情念の奴隷である。cf. David Fate Norton and Mary J. Norton (eds.), David Hume, A Treatise of Human Nature, Oxford University Press, 2000.
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※3 伝説のPUAスタイルは言った。「女をひきつけるおのの一つがライフスタイルと成功だ。・・・もしお前がセレブのクライアントたちを抱えた有能なエンターテイメント弁護士だったら、どんなにゲームがちょろいか考えてみろ。」cf. 『ザ・ゲーム』
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