3連休ロイヤル・ストレート・フラッシュ No. 1: 外資金融香港人即―国境は高いか―
2013年某日
仕事を早めに切り上げ、渋谷に向かう。
今日は先日紹介したFacebookアプリでアプローチした英国帰り香港人とのアポだ。
スペックは7
海外の大学に留学後、某外資金融に就職。
なぜか退職し、今日本にきている。
なんという経歴だ。
自信に満ち溢れたとんでもない女が来る。
そう予感していた。
yuuの予想は裏切られる。
出てきたのは、小柄で少し天然の入った女の子だった。
が、油断してはいけない。
かのじょほどのエリートが天然なわけがないだろ。
にもかからわず、かのじょが天然を装っているのは、これまでの男がすべてその装いに騙されてきており、かつかのじょはそれで成功してきているからだ。
対面して即座に、相手の身長の低さをネグる。
英語だったが、なんとか通じた。
腕を組み、店までエスコートする。
腕を組むことには何の抵抗もないようで。
アングロ・サクソン圏帰りの成せるわざか。
かのじょが日本語をほとんど話せないのは、想定外だった。
あまり上手ではないことは知っていたが。
英語で会話せざるを得なかった。
yuu程度の英語では、機知に富んだ言い回しは使えない。
テンションしかなかった。
通じない→聞き取れないお前がおかしいんだろ?本当に英国行ってたの?
みたいな強気なテンションを維持。
決して下手には出ない。
かのじょは、現在彼氏はなし。
これまで付きあった男は2人。
うち1人は英国人、次は日本人。
経験人数もまた2人。相手は彼氏。
非常にお固いようで。
彼女はいるのか?とかのじょ。
「いない。君なら、かのじょ候補の1人にしてもいいよ。」
相手のIOI(Indicator Of Interest: 脈ありのサイン)には、IOIをもって報いる。
ネグを重ねるだけでは、ただの失礼な奴だ。
「ただし、10番手だ。」
ここでも、決して下手には出ない。
2件目打診の時間。
いつもの香水ルーティーンでフェイズシフト。
クリスマスに余ったワインを飲もうで家打診。
ノーグダ。
会計後、タクシーで家へ。
財布を出して払おうとする素振りすら見せないのは、香港であっても中国の文化が生きているだろう。
CPS(Cost Par Sex: (準)即一回あたりにかかるコスト)上がったじゃねぇか。
yuu宅に到着。飲みながらyoutubeでなごむ。
頃合いをみてロフトルーティーン発動。
失敗した試しがない。
鉄板だ。
ベッドイン後は早かった。
かのじょは、ここでも俺の想像を超えた。
予想以上に下手だった。
今までの女性の中で1番下手だった。
翌朝。
「仕事があるから」
早めに彼女を送り出した。
バレンタインデーの日に会いたいとのメールをいただく。
本気にさせてはいけない。それで苦しむのはかのじょだ。
「約束できない。会えそうならまたメールする。」
昔なら、これだけで心が傷んだ。
もはや、ほとんどそれを感じない。
yuuの心はどうなっているのか。
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CPS: 8400
2013年度目標達成進捗: 6/30(人)
今回は何が効いたのか。
分からない。
こちらから価値を提示できた自信はない。
かのじょは即系ではなかった。
だとすれば、何かが効いているはずである。
数時間の間にyuuの何かが彼女を魅了し、かのじょのスイッチを入れたのだ。
強気を通したことがアルファ・メールな雰囲気を生み、それがかのじょの本能を魅了したのか。