ナンパ,あるいは偶発的に出会った女性を魅了するという行為について

このブログに露呈した下劣な思考が,あなたには見えているでしょうか?

六本木クラブvanityとストリートでナンパ即―サンからのフィールドレポート―

 

2013年某日

 

「これが才能か。」

かれの高速ネグを見て、yuuは驚嘆した。

モデルを相手に、どんなネグを繰り出そうか。かのじょを観察しながら、高速で頭を回転させた。

負けた。

かれは光速でネグをくりだした。

刺さった。

口は笑いつつも当惑した目。

ボディタッチ。

間違いなく、IOIだった。

 

初めての本気ナンパを終えた、サンからのフィールドレポートです。

 

 

 

 

 

22時半。僕はyuuと六本木vanityにいた。

 

"ナンパで最も大切なのは自信だ。 おれたちが今日六本木で1番のチームだと思うんだ。"

 

クラブ童貞の僕はyuuからもらったアドバイスをひたすら自分に向かって言い聞かせていた。

そう。僕にとって今回が初めてのクラブナンパ。

一度yuuたちと共にストを経験したものの、まともなナンパもこれがほぼ初めての経験だった。

しかし、その日のゴールは"チームで4即"。初めてだから成果を上げなくてもいい、なんて甘えはなかった。

 

"大丈夫。おれたちなら絶対出来る。"

 

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クラブの雰囲気に慣れる、22時半にvanityに到着。

クラブ童貞の僕からすれば、フィールドなんてどこでも同じだった。

まずは少しでも早く一通りのルーティンに慣れることがゴールだった。

 

1組目。

2&3の2人組。うってつけの練習台。

窓から見えるアトラクションを指し、「あれ乗ったことある?」でオープン。

その後は事前にyuuに伝授してもらった一通りのルーティンを経験。

番ゲしてクローズ。

 

雰囲気はつかんだ。

 

2組目。

yuu「待った?」でオープン。

4と5の組み合わせ。福岡から遊びにきていたという女子大生4は異常にテンションが高かった。

テンションが高いとこんなにやりやすいのな、と逆に感心。

2回目でルーティンに慣れてきたものの、1対1でうまく和むことができない。むう。

番ゲしてクローズ。

 

この辺りから徐々に人が入り始める。

これがクラブか!と段々テンションが上がり始める。

 

3組目。

場所を変え、フロアの奥の方で身長低めの6を発見。

yuuがすかさずひっくりオープン。

しかし、ルーティンに入る前に逃す。

 

これがナンパかと少し現実をみる。

 

4組目。

僕のオープンデビュー。

当初からyuuに薦められていた、手を広げるオープナーで無事オープン。

しかしうまくルーティンにつなげず放流。

 

このときからオープンすることで精一杯だった。

 

5組目。

4と6の組み合わせ。

自然な流れでオープンするも、

スピーカーの音が大きすぎてうまくルーティンに入れず。

なんとか番ゲするも、明らかに見込み薄。

 

この辺りから人ごみゆえの熱量と凄まじい音量で体力を消耗し始める。

 

6組目。

無料で配っていたMEVIUS(旧マイルドセブン)を受け取った直後の2人を狙ってオープン。

なんとこれが片方は8レベル。

「何してるの?」と聞くと、「モデルやってるんだ。」と8。

ここで咄嗟のネグを思いつく。

僕「え?耳のモデルか何か?」

8「うーん、耳ではないかな、ははは」

 

たまたま小説で出てきた「耳のモデルをやってる女の子」を連想したネグ。

(これを後にやたらとyuuに褒められる)

主導権を握っていたもう片方の6が全く興味を示さず、このセットは放流。

 

7組目で"光る耳"をgetした辺りで1時半。

 

あまりのスピーカーの音の大きさに敵う対策を見つけられず、

この時点でストに出ることを選択。

 

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museに向かう途中、適当に声をかけつつ、途中一旦腰を据えて作戦会議。

 

"おれたちの今日の目標は4即だ。絶対達成するぞ。" とyuu。

 

ここで僕は「10回は自分でオープンする」ことを目標に置いた。

 

しかし、今振り返ればここでもオープンのことしか考えられていなかったことがその日の敗因だった。

 

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正確には覚えていないが、声かけは合計15組くらい。

(yuu曰く)奇跡的にガンシカが少なかった一方で、

止まって和むことがほとんど出来ず苦しい時間を過ごした。

焦りがあったのか、作戦ミスだったのか。

佐々木希似の9レベルにガンシカされずにオープンしたのにも関わらず、

みすみす逃してしまったのも今では信じがたい。

 

3時にvanityでの案件に打診をするが釣れず。

 

僕たちに残された選択肢は歩き続けることだった。

しかし、結局4時まで歩き回るが成果なし。

 

一旦休憩し、始発までの時間という状況でどう狙うべきかという議論をはじめた矢先、

yuuの"既セク"と6の2人組がこちらに向かってきた。

 

明らかに行ける予感。

不幸中の幸い?棚から牡丹餅?

 

むずがゆい気持ちとは裏腹にノーグダでyuu宅へ向かうことに。

あくまで目標は4即だ。

 

予定通り2組にわかれる。

 

(ここで僕は度数の高いチューハイを買うという愚行を犯す。これが後で自分を苦しめた。)

 

さらに予定通りアレクサンドロス大王ゲームでフェーズシフト。

 

すでに時計は6時を回っていた。

遅くはなってしまったが、ここからが本番。

 

 

 

 

 

のはずだった。

 

 

 

 

 

 

結果から言えば、yuuの"既セク"には一切反応せず断念。

酔いによる減退感を完全に見くびっていた。。

もう1人の6は、基本的なガードを真に受けてしまい突破できず。

何とも基礎的かつ最も肝心なところを抑えられていなかった。

 

 

結果、チームでは3即で終わった。

(※2即ではない。ここにyuuの真骨頂をみた)

 

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【振り返り】

○良かった点

・ナンパになれた

 ・一通りのルーティンを経験できた

 ・オープンするのに慣れた

 

○反省点

・和み力が激弱。ネグりすぎに注意。

・疲れたらβ臭が出る。焦らない。

・酒は極力飲まない。

・最後のグダを突破できなかった。

 

○次回に向けて

オナ禁

・街を歩いている時、「この人ならどうやってオープンするか?」を日々考え続ける。

 

○コスト(1人分)

入場料 \2,000

ドリンク \1000

タクシー代 \1200

ゲームのための飲み物 \1100

 

合計 \5,300

クラブナンパ、ネットナンパからストリートナンパまで、あらゆるナンパの実体験を紹介しています。声の掛け方、ルーティーンなどのノウハウや、成果の共有のみならず、独自の考察も共有しています。
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