ナンパ,あるいは偶発的に出会った女性を魅了するという行為について

このブログに露呈した下劣な思考が,あなたには見えているでしょうか?

六本木クラブColoR(カラー)とストリートでナンパ6即―障害を排除せよ―

2013年某日

 

六本木交差点。

信号が青になると同時に、群衆が流れだす。

笑顔の群衆だ。

きっと、いい夜になる。

金曜日の六本木は、そんなかれら・かのじょらの期待をしっかりと受け止めてくれる。

俺は、金曜日のこの街が好きになっていた。

 

 

 

そのようにして流れる人々の中に、少し浮いた感じの2人がいた。

アウラが、ギラつきを隠せないようであった。

視力が悪い俺でもすぐに判る。

かれらはasapenとケチャだ。

 

いつもの握手をして再会を喜んだ。

 

asapen御用達のワールドスターカフェ※1。

 

メンバーは、asapen、ケチャ、レビロト、サン、yuu。

 

プロジェクトの話をした。

 

αメイルとαフィメイル―容姿端麗、高学歴の女性―が交差する市場がある。

俺達は、そこに乗り込む。

普通のサラリーマンが、αたちに戦いを挑む。

どうする?

答えが出なかった。

そもそも、俺達は市場にリーチする術をもっていなかった。

どうやってリーチするか。

リーチした後に、何を武器として戦うか。即系落としの雰囲気は通用するのか。PUAメソッドは通用するのか。

まずは、調査からスタートすることに決めた。

仮説を構築するために必要な最小限のデータを集めよう。

 

終盤には、准教授さんも顔を出してくれた。そのストイックさは、相変わらず、全員の度肝を抜いた。

 

3人と別れた俺達は、六本木のクラブcoloRへと向かう。

目的はもちろん、ナンパである。

 

 

00:00入場。

前回のcoloRは、ナンパには全く向いていない箱だった。

 

今回は、女性たちへのヒアリング結果から、状況が変わっていることを期待しての入場だった。

 

結論、coloRはナンパ箱であるが、複数人での和みには向かない。

女性はナンパを拒否していない。

1対1であれば、簡単に和めるだろう。

複数人での和みには向かない。

音楽の音量が大きすぎるからだ。

1対1ならば、顔を引き寄せればなんとか話すことができる。

他方で、

複数人での会話は、どうしてもお互いの距離が遠くなる。

あの音量の中で、セット全体に声を届けようとすることは、不可能な試みである。

 

全員で和み→連れ出し※2を狙っていた俺達は、2組みに声をかけだただけで、入場後30分でcoloRを後にした。

 

やはり今夜もストリートだ。

 

2or3人組の女性をyuu宅へ連れ出し、チームで6or9即を達成する※3。

 

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西麻布で2人組に声掛け。

大学生。

「もうmuseから出てきたの?今日はいい男がいなかった?」

オープン。

初のクラブ。にもかかわらず、ID忘れによって入場できなかったようだ。

偽りの時間制限を設けて、ハートランドへ連れ出し。

yuuと女の子、レビトロ&サンと女の子というセットに分かれて移動。

この時点でIOIは十分に確認できていた。

yuu宅への連れ出しも成功する。そう確信した。

ハートランドでもばっちり和めた。

最高に盛り上がったところで、yuu宅打診。

 

失敗だった。

 

理由が分からなかった。

 

当惑した。

 

この当惑を見せるな。

粘るな。

βっぷりをアピールすることになる。

 

「そっか。じゃあmuse楽しんで。」

友人からの電話を受けたふりをして、放流した。

 

なぜ失敗したのか。

 

まだ時間は早い。

1時を過ぎたばかりだ。

この女の子でよいだろうか?

もっといい女の子がいるのではないか?

連れ出し打診時には、いつもこのような迷いが生じる。

 

それは、女の子たちからしても同じことだろう。

この人たちに付いていっていいのか。

もっと、いい男が声をかけてくれるのではないか。

 

おそらく、失敗の原因は単純で、俺達がかのじょたちの迷いを消し去るほど深く魅了しきれなかっただけであろう。

 

次だ。

 

2組目

再び西麻布周辺。

派手目な3人組の女性。

オープンできず。

スペックグダか。

サラリーマンの俺たちに幸あれ

 

3組目

オープン

食いつきよし。

しかし、

後ろ姿に騙されるのは、よくあることで。

かなり年上のお姉さんだった。

放流

 

4組目

オープン

会話が出てこない。

クソっ

テンションが低いまま、相手に話しかけてしまった。

どっちつかずな雰囲気に耐え切れず、放流。

 

 

コンビニで反省会。

お互いを激励し合う。

 

「そういえば、今夜はまだしていなかったな。」

ハイタッチ。

俺たちの気合を入れるためのルーティーンだ。

 

 

5組目

OL風の3人組。

さっそくレビトロがオープン。

俺とサンも颯爽とターゲットの前に出る。

少し和み、連れ出し打診。

ハートランドへ。

うまく1対1のペアが形成された。

そこまで深く魅了できた自信はなかった。

3つ以上のIOIは確認できていたが。

時計を見ると、既に30分以上経過していた。

OKだろう。

連れ出し打診開始のサインを送る。

 

 

アクシデントが起こった。

かのじょたちの知り合いの男性が登場し、この場に加わろうとしてきた。

最悪のタイミングだ。

なんとかかれを排除しなければ。

 

 

 

レビトロが、かれと外に出た。

yuuとサンも、釣られて外に出た。

 

レビトロは、かれに立ち去ってもらうためにネゴっている最中だった。

 

ここで戻らなかったのが、失敗だ。

男の排除はレビトロにまかせるべきだった。

レビトロならやってくれるはずだったし、実際にやってくれた。

俺達には、別の役があった。

中に残って、かのじょたちと和み続けるべきだった。

 

なんとか男を排除し、かのじょたちのところに戻った時には、既に遅かった。

一度上がった温度はすっかり冷めていた。

 

もちろん、打診は失敗。

 

ハートランドにかのじょたちを残し、俺達はストリートに戻った。

 

時間を使いすぎていた

時計は既に3:00を指していた。

 

3:00

ナンバークローズした案件に打診をかける時間だ。

今日は、最初の1組しかクローズしていない。

 

まず、主導権を握っていた女の子をクローズしたレビトロが電話をする。

つながらない。

次いで、

yuuからもうひとりの女の子に連絡する。

 

やはり返信はなかった。

 

 

人影はめっきり減っていた。

 

「厳しいロスタイムになりそうだな。」

 

まだた。

俺達はまだ諦めない。

 

何度も周辺をうろつく俺達に向けられる、お巡りさんの怪訝な目線を回避しつつ徘徊を続ける。

 

 

中央分離帯の小島に目をやる。

3人の男が2人の女性を連れだそうとしていた。

 

見覚えがあった。

最初に声をかけた2人だった。

 

かのじょたちはそれほど乗り気ではないことが看取された。

かのじょたちの体が、そのことを伝えていた。

寒さもあるだろうが、腕は固くとじられ、女性同士がくっつき会うかたちになっていた。

無意識の背中で、男たちを排除しようとしている。

 

「奪おう。」

 

俺達は声をかけた。

 

「おっす。まだいたの?こんな時間までどうした?」

「もう帰っちゃったんじゃなかったの?」

「友達に捕まってさ。そこで飲んでたんだ。今帰ろうとしたら、君たちがいた。」

 

2人を連れだそうとしてた男たちは,大きな声を張り上げ、何かをわめいている。

車のキーを振りかざし、BMWを連呼しているようであった。

俺の家ここから1分だよ。

お酒いっぱいあるよ。

わめき続けていた。

そんなことしたら、βメイルどころかγメイルじゃないか。

 

勝てる。

 

一気に攻めることにした。

 

「俺達はもう帰るよ。

この信号が変わったら、もう行く。

君たちはどっちと一緒にいたい?

選んで。」

「え〜そんなの分からない。」

 

 

こういう時、言葉を信じちゃだめだ。

身体の声を聞け。

2人のうち1人は俺の腕にしがみついている。

もう1人の子の両脇はレビトロとサンが固めている。

その子のつま先は、3人の男の方を向いていない。

かのじょたちの気持ちは、こちら側だ。

かのじょたちは俺達の誘いに対してyesと言わない。

それは、一度連れ出し打診をOKしてしまった3人を前にして、他の男に乗り換えるなどというビッチな振る舞いをするには気がひけるからだ。

 

そうであるならば、俺達が、かのじょたちに言い訳を与えればいい。

俺たちが連れ去ったのだという言い訳を。

 

「青だ。行こう。」

かのじょの手を引いて、信号を渡る。

 

後ろでは、未だに排除した3人の男が何かを喚いていた。

 

 

 

「怖かった〜。」

 

 

 

めっっちゃ盛り上がってたやん

 

 

ツッコミは入れないことにした。

 

 

yuu宅へ移動。

あとはいつもどおりだった。

適度に酒を飲みつつエスカレーション。

「タバコすってくる。」

サンが外に出てくれた。

フェイズシフト。

ギラ。

ノーグダ。

まず1即。

その後レビトロが外に、yuuとサンが中に残る。

yuuは相手を変えて2即。

ノーグダ。

最後にレビトロとサンが2即目を決めた。

 

6即達成。

 

 

俺達は、度肝を抜かれていた。

 

女の子は、こんなにも楽しそうにセクする生き物だという事実に。

俺たちがゲームをプレイしているのと同様に、かのじょたちもまた、何かをプレイしているのだ。

 

 

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CPS: ¥3,700

目標達成進捗: 22/30人

 

 

※1

 

どんな時間にいっても、必ず空いているカウンター席がある。

椅子も向い合っていない。そして静かである。

いい場所だ。

いいかげん、渋谷or恵比寿でもこういう場所を見つけなければ。

※2

 

別の戦略もありえた。こちらが3人、女性も3人とするならば、男女1対1ずつを3対つくって和む。そして、主導権を握っている女性+1人の女性を魅了し、3人一緒に連れ出しを図る。ただ、個別で和むと主導権を握っている女性を特定するのが困難になるということなど、解消しなければならない問題がいくつかある。

※3

ひとりあたりで換算するなら、2即or3即になる。

ただ、コンビ、トリオ、トリッテット…のように複数人でチームを組んでナンパをする場合は、ひとりあたりの換算は妥当でない。チームで達成した即は、個人ではなくチームに帰せられるものだから。yuuの即は、レビトロとサンの協力があって初めて達成されたものであり、その逆もまた真である。cf. 六本木クラブvanityでナンパ―かれらはチームだった―

 

Twitter: @pick_yuu_up

クラブナンパ、ネットナンパからストリートナンパまで、あらゆるナンパの実体験を紹介しています。声の掛け方、ルーティーンなどのノウハウや、成果の共有のみならず、独自の考察も共有しています。
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